北京大学出版社との中国語検定(BCT)出版・販売協定の調印について

                           

平成20年4月10日
セリングビジョン株式会社


 このたびセリングビジョン㈱(社長:岡部秀也、本社:東京都港区。現在、IT・教育の東京電力関係会社)は、中国で最も著名な大学・北京大学の出版会社であります北京大学出版社(社長:王明舟、本社:北京市海淀区成府路)と出版・販売協定の調印をいたしました。
 両社でビジネス中国語検定(BCT)を日本において普及促進するための教材(問題集)に関わる独占的な出版・販売・翻訳等に関する協定に調印いたしました。多くの日本を含む出版社等のなかから、当社が選定され、大変光栄に考えております。
 中国政府が各国で実施しつつあるBCT(ビジネス中国語検定試験)の日本への初導入は昨年12月に当社が事務局となって実施いたしました。(シンガポール、韓国等では実施済み。)その後も、当社は、日中間の貿易・ビジネス交渉で必要になっており、大学生や、社会人等の間で人気の高まっている「ビジネス中国語」の日本での普及促進の条件整備に努めております。今回の調印は、これまでBCTの試験問題事例が受験者にとって入手しにくく、中国語の中国政府認定のBCTは人気の割に、受験しにくかった点がありましたが、今回の出版で、大学生や社会人にとってもBCTを受験しやすくなるものと考えます。また大学、企業、語学スクールなどでの中国語教育の一助となります。
 そうしたことから、BCTの中身を知る上で、日本の受験者や教師にとってふさわしい北京大学の教材を最初に選択して出版・販売・翻訳することにいたしました。早ければ、本年6月にも出版、販売開始の予定です。

 当社は今後も、北京大学出版社をはじめ、中国の出版社大手と積極的に中国語の普及と、語学教育等を通じて両国間のビジネス交流にも取り組むこととしております。

以 上

<参考>
1. セリングビジョン株式会社
 平成14年に設立した東電関係の会社。法人向けのITソフト・ハードの販売および講演・研修事業、コンサルティングを実施。
資本金3500万円
社長岡部秀也
URLhttp://www.sg-vn.com
BCT情報http://www.bct-jp.com
本社東京都港区西新橋1-9-1

 ビジネス向け研修とインターネットパソコン会議を組み合わせた国内・海外との実践的な遠隔教育を目指している。英語、中国語の翻訳事業も展開中。
 平成18年度の売上(19/3末決算)は、5億3千万円。4年連続経常黒字。

2. セリングビジョンの中国語教育に関する実績
  • 中国政府認定(国家漢語国際推進本部)のビジネス中国語の教科書「商務漢語」(三種類=北京大学出版社から出版)を翻訳して、昨年は、㈱中経出版(社長:杉本惇、本社東京都千代田区)から出版。
  • 受験用の教材・参考書として外研社の「相互式中国語会話」(北京大学王玉先生、早稲田大学政経学部砂岡和子教授他で著作)を日本で法人や大学等のスクールに販売。
  • 中国政府認定(国家漢語国際推進本部)の子供・青少年向け中国語の教科書「YCT」(三種類=一級、二級、三級)を翻訳出版して、昨年、アスク出版から販売。
 当社は今後も、北京大学出版社をはじめ、中国の出版社大手と積極的に中国語の普及と、語学教育等を通じて日中両国間のビジネス交流にも取り組むこととしております。

3. 北京大学出版社を擁する北京大学
中国の首都北京に位置する総合大学。1898年12月、京師大学堂として開学し、当時すでに中国の最高学府であり、最高教育行政機関として位置づけられていた。
1912年北京大学と改名。1919年5月4日、五・四運動の中心的役割を果たし、以後、5月4日を創立記念日としている。
近現代中国の歴史と共に発展し、名実共に中国最高峰の大学となっている。
歴史も深い大陸の大学でもあるので、世界各国からの留学生も多い。
数学、工学、歴史学、哲学、法学、経済学、物理学、地理学、経営情報学、社会学、中国言語文学、国際政治学等、数多くの学部学科に分かれている。中でも、人文と社会科学の領域は最も歴史と深い学術伝統を持っている。そして、中国国内でも最も早く外国人留学生を受け入れてきた大学でもあり、現在在籍している長期留学生や短期留学生を数千人受け入れている。

北京大学出版社は、1917年の北京大学の出版部の成立を経て、1979年に中国政府(教育部=日本の文部科学省に相当)の公認・支援により正式に創設された。以来、発展を遂げ、編集、出版等を幅広く手がけ、経済管理、政治法律、文学歴史、理科、中国語、外国語などの分野が特に有名である。基礎的な教育から現代科学の新しい領域まで扱い、高品質で高水準の出版図書ばかりか電子映像製品、電子出版物も数多く製作している。

4. 関係写真
(右は北京大学出版社・金娟萍(副社長)、左は当社岡部社長。北京での調印式で)
(調印式で契約書を交換)
(当社で日本語翻訳・出版・発売する北京大学出版社の二冊の「BCT問題集テキスト」)
(北京大学の正門)
(BCT問題集を責任編集された北京大学・対外漢語教育学院 李晓琪院長と記念撮影)

5. 中国政府公認(教育部)の中国語検定試験
~日本にはHSKにつづき、BCT、YCTが2007年に初導入~
- BCT HSK YCT
日本語名称 ビジネス中国語検定試験 漢語水平考試 子ども・青少年向けの中国語検定試験
ロ |マ字表記 Business Chinese Test
略称BCT
Hanyu Shuiping Kaoshi
略称HSK
Youth Chinese Test
略称YCT
受験対象者 中国語が母国語ではない方 中国語が母国語ではない方 15歳以下で、中国語が母国語ではない方
認定証の用途
  • 中国企業、日本企業、及び中国と関連する国際企業への就職・転職
  • 世界に通用する中国語能力を備えている根拠
  • 大学、大学院等の進学に有利な資格。
  • 中国の大学に正規留学するための中国語能力証明
  • 中国で働いたり、暮らすための中国語能力判断
  • 有力な高校・大学受験のための準備
  • 国際社会で生きていくための備え
  • 英才教育の一環
等級 1級中国語を用いてビジネスに従事する能力はまだ備わっていない。
2級簡単な中国語を身につけており、ビジネスにおいて限られたコミュニケーションを行うことができる。
3級中国語を効果的に身につけており、それを用いてビジネスができる。
4級優れた中国語活用能力をもち、それを用いてビジネスができる。
5級非常に優れた中国語活用能力をもち、それを用いてビジネスができる。
HSK基礎(1級、2級、)日常生活や一般交際に必要な基礎中国語能力。
HSK初等(3級、4級5級)中国の理工系大学の学部入学最低基準に達している。
HSK中等(6級、7級、8級)中国の文科系大学の学部入学最低基準に達している。
HSK高等(9級、10級、11級)一般的に日常会話を自由にこなせ、中国語で責任ある仕事をするのに必要とされる語学力を有する。
1級自分や家庭、友達、学習、活動、興味などに関係する基本的な語彙力と、簡単なコミュニケーション能力がある。
2級短い言葉や段落を読んだり、学習生活と日常生活に関係する基本語句と簡単な文章を書く能力がある。
3級常用語句を理解する力や、一般的なコミュニケーション能力を持つ。短文を理解するとともに、一定量の漢字の書き取りと、簡単な文章を作成する能力がある。
アピ |ルポイント
  • 中国語の“TOEIC”とも呼ばれ、中国とのビジネスをするための交渉パスポートになると予定される。
  • 大学生や社会人の最有力資格。就職や昇給にもプラスになりえる。
  • 中国の有名大学に留学するためのアカデミックな資格。
  • 中国の大学生及び留学生とコミュニケーションができる。
  • 中国語の”TOEFL“とも言われる。
  • 将来の中国ビジネスを含めた国際的活動を行うための英才教育。
  • 進学にも有利な資格。
主催者
 ・
日本の事務局
中国教育部・国家漢語国際指導グループ弁公室
日本BCT事務局
<セリングビジョン>
中国教育部・国家漢語国際指導グループ弁公室
HSK日本事務局
中国教育部・国家漢語国際指導グループ弁公室
日本YCT事務局
<セリングビジョン>
問い合わせ 日本BCT事務局
<セリングビジョン>
東京都港区西新橋1-9-1
TEL:03-5251-3101
FAX:03-5251-6020
www.bct-jp.com
HSK日本事務局
大阪府豊中市本町5-1-1
教育センタービル
TEL:06-6857-3397
FAX:06-6843-1119
日本YCT事務局
<セリングビジョン>
東京都港区西新橋1-9-1
TEL:03-5251-3101
FAX:03-5251-6020
www.sg-vn.com