新型コロナウイルスの5類移行後のBCM対策



令和5年5月8日
セリングビジョン株式会社

新型コロナウイルスの感染症法の位置付けが、本日から、日本で大きく緩和される。季節性インフルエンザと同じ「5類感染症」になる。
過去3年間のコロナ感染対策が法的にほぼ解除され非日常から日常(ノーマル)にシフトしていくこと自体はことは明るい兆しである。世界保健機関(WHO)も5日に緊急事態宣言を終了した。
しかし、油断大敵である。いま、何を考え、どう対応すべきかをBCMの視点から以下考えたい。

1.感染トレンドは自ら注視
新規感染者数は増加することもあるが、厚生労働省の発表は週一回しか発表されないので、自ら感染傾向を注視すべきである。ウイルスもコロナだけでなく、近隣国で発生している強毒性の鳥インフルエンザのヒト感染も要注意である。

2.医療体制
感染対策の専門病院でなく、かかりつけ病院で診断し治療を受けるため、最初は混乱が予想される。

3.変異コロナの発生の備えを
コロナウイルスも人間など動物の細胞を利用して生きるために変異を繰り返す。既存ワクチンや治療薬が効かなくなることは時間の問題である。

4.企業や社員、家族を守る具体的対策
@不織布マスク常時携帯し備蓄
 ウイルス感染の主な要因は、飛沫を吸引する「空気感染」であろう。
 WHOや米国CDC(疾病コントロールセンター)が推奨するN95あるいはさらに効果的なN99を用意。
 感染する可能性が高い場所や感染者の疑いある方々と接触する場合は必ず装着。マスク不足は将来確実に来る次のパンデミックに備えるべき。
A接触感染防止に手洗い、アルコール消毒液
 これも習慣化したり、アルコール消毒液も備蓄しておくべきである。
B隔離のための対策
 例えば、強アルカリ性の抗菌抗ウイルスのシックイを活用した、段ボールのベッド、トイレは備蓄したらどうだろうか。(関西ペイントが長崎大学と開発)感染者を隔離する防疫対策だけではなく、大震災勃発の防災対策にも、パニック時に確実に不足する簡易ベッド、トイレは必須である。

以 上


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