中国最大級の教育出版会社「外研社」との出版・販売協定の調印について

                           

平成19年2月15日
セリングビジョン株式会社

 このたびセリングビジョン梶i社長:岡部秀也、本社:東京都港区、東京電力のIT・教育の関係会社)は、中国最大級の名門出版会社であります外語教学研究出版社 (社長:李朋義=北京外国語大学副学長も兼務、本社:北京)と、ビジネス中国語等の教科書・教材の出版・販売・翻訳等に関する基本協定に調印いたしました。

 中国政府が各国で実施しつつあるBCT(ビジネス中国語検定試験)の日本への初導入(シンガポール、韓国等では実施決定。日本は、本年中の予定)を踏まえて、当社は、今、日中間の貿易・ビジネス交渉で必要になっており、大学生や、社会人等の間で人気の高まっている「ビジネス中国語」の日本での普及促進の条件整備に努めております。今回の調印は、BCTに向けての、日本の教師や受験者にとってふさわしい教材を出版・販売・翻訳するねらいがあります。本教材を活用して「ビジネス中国語」の専門教育コースを企画しBCT向けの対策講座を先駆けて本格的に検討してきております。

 日本では、これまで中国語の検定試験は、HSK(漢語水平考試)と民間ベースなど各種ありますが、中国政府が国を挙げて世界各国に「ビジネス中国語」を普及させる政府認定の検定制度は、初めてのことです。

 当社は、中国政府認定(国家漢語国際推進本部)のビジネス中国語の教科書「商務漢語」(三種類=北京大学出版社から出版)を翻訳して、今春に樺経出版(社長:杉本惇、本社東京都千代田区)から出版する予定であり、受験用の教材・参考書として外研社で今月に出版予定の「相互中国語会話(仮称)」(北京大学王玉先生、同大学で研究中の早稲田大学政経学部砂岡和子教授他で著作)を手始めに、日本で法人向けや大学等のスクールに販売することにしております。本教材は、中国と日本との間でパソコン会議システム(アキュゾン社のアキュミート等)を使って研修ができる遠隔教育の教材としても適しております。今後は、外研社の出版書で世界的に著名な「Everyday Chinese(漢語900句)」等の書籍の出版や翻訳についても、当社は外研社と連携して、積極的に中国語の普及と、語学教育等を通じて両国間のビジネス交流にも取り組むこととしております。

<参考>
1 セリングビジョン株式会社

 東京電力35%出資、東電社員65%出資で平成14年に設立した東電関係会社。法人向けのITソフト・ハードの販売および講演・研修事業、コンサルティングを行う会社。

資本金3500万円
社長 岡部秀也
URL:http://www.sg-vn.com
本社:東京都港区西新橋1-9-1。

ビジネス向け研修とインターネットパソコン会議を組み合わせた国内・海外との実践的な遠隔教育を目指している。英語、中国語の翻訳事業も展開中。
18年度の売上予想(19/3末決算)は、6億円。四年連続経常黒字見込み。


2 外語教学研究出版社(外研社)

  • 1979年に発足した中国最大級の教育出版会社であり、北京外国語大学と連携して教育・研修・情報サービスを提供。とくに外国語出版としては30以上の外国語を扱い、中国で最大。
  • 日本語の教育出版物の発刊は中国で一番(中国では、約百大学の関係出版社がある)
  • 外研社の外国語出版物の総数は、日本語出版物は英語に続き二番目。外国語出版物は、毎年約千種類、再販を含め約四千種類を出版。日本語センターも設立。
  • 外国語出版物としては、語学教材ばかりか、児童向け教材、科学文献など多方面にわたり、各種模擬試験(大学受験や資格試験など)の受験対策教材も開発してきており、近年では外国語の会話のできる人材を教師として育成することに重点を置いている。
  • 北京外国語大学との連携では、外国語教育や研修の実践とともに、その資産、ノウハウを活かしてインターネット教育にも力を注いでいる。




3 関係写真
(右は外研社李社長、左は当社岡部社長。2月の北京での調印式で)


(外研社から出版して当社で発売する第一号の遠隔教育中国語教材「相互中国語会話」)



<その他情報>
(北京大学出版社のビジネス中国語教科書「商務漢語」を当社で日本語に翻訳し、 今春、中経出版社から発売予定)







NIKKEI NET(2/15付プレスリリース一覧)に掲載されました。
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以 上