平成20年の中国政府公認の「子供・青少年向け中国語検定試験(YCT)」について
~ 15歳以下の中国語に関心のある子供たちが対象です。 ~

                           

平成20年1月9日
中国・国家漢語国際普及指導グループ弁公室(略称:国家漢弁)
日本・セリングビジョン株式会社

 中国政府が実施する、国際的な中国語検定試験である、「子供向け(15歳以下)の中国語検定試験」(YCT=Youth Chinese Test)は、昨年10月に初めて日本の東京、横浜、大阪で好評のうちに実施されましたが、今年は、年2回、下記の通り日本YCT事務局<セリングビジョン>を窓口にして開催いたします。
 YCTは、中国語を母国語としない15歳以下の子供を対象とする中国語検定試験として、これまでシンガポール、韓国、日本で相次ぎ開始され外国語教育の面から大きな反響を呼んでおります。

 中国政府公認の本格的な試験でありますので、中国語にご関心のある学校や家庭における子供たちには、ぜひ日頃の中国語学習の成果を試されるチャンスです。また、この機会に中国語に関心のあるお子様たちには勉強をスタートする契機になるでしょう。
 現在、日本と中国とは経済文化交流が一層盛んになってきており、両国の貿易額も世界でトップクラスになっております。「漢字」を知る日本人は、比較的、中国語を学びやすいこともあり、また日本でも人気と必要性の高まる中国語を若いうちから勉強する際には、YCTは英才教育の一つの目標になりますし、経済社会的にも役立つ外国語学習の好機です。

 受験料は無料で、手続き料(2,500円)で受験いただけるようにしております。
 YCTがさらに今後、日本で定着するように、受験生の声を聞きながら、進めていきたいと考えております。具体的な受験の日程、場所、内容などは下記の通りです。


1.試験日時: 平成20年5月24日(土)午後
平成20年10月25日(土)午後
二回ともに、東京、大阪、神戸、横浜、福岡等で実施の予定。
<各地の標準日程:場所により若干変更もあります>
YCT1級受験者 受付開始: 12時
試験開始(案内含む): 12時30分(試験45分間)
事後アンケート終了: 13時30分
YCT2級受験者 受付開始: 14時
試験開始(案内含む): 14時30分(試験45分間)
事後アンケート終了: 15時45分
YCT3級受験者 受付開始: 16時15分
試験開始(案内含む): 16時45分(試験60分)
事後アンケート終了: 18時15分
2.試験場所: 受験者数により、会場を検討していきます。

小中一貫スクールや中華学校などで子供向けの中国語の英才教育をされているスクールには、受験者希望数により、当該学校での一斉試験もいたします。
3.試験内容: 1級 45分・・・ヒアリング、読解力
2級 45分・・・ヒアリング、読解力、漢字を書く能力
3級 60分・・・ヒアリング、読解力、作文

詳細は別添の「YCTハンドブック」(PDF)の通りです。
4.参考教材「子供・青少年向け中国語テスト」<YCT 1級、2級、3級>
(製作:中国・国家漢弁。翻訳出版:セリングビジョン。販売:㈱アスク出版)
 オンライン販売
5.手続き料: 各級ともに、2,500円(消費税込み)。
YCT事務局の「セリングビジョン」(名義)の下記所定口座に振り込みいただきます。
三井住友銀行 本店営業部 普通口座9578612
6.申し込み方法: 所定の申込書に記入の上、受験料の振込控えを貼りつけ、受験票に使用する写真(縦4cm×横3cm)を2枚同封の上、下記のYCT事務局に一週間前までに到着するように郵送あるいは、急ぎの場合はファックスをください。
7.お問い合わせ:
日本YCT事務局: セリングビジョン株式会社
担当: 魚次(うおつぎ)、大久保
連絡先: 105-0003
東京都港区西新橋1-9-1 ブロドリー西新橋ビル
電話:03-5251-3101、FAX:03-5251-6020
URL:www.sg-vn.com

以 上



<参考>
1.中国主催者:中国・国家漢語国際普及指導グループ弁公室(略称:国家漢弁)

国家漢弁は、中国政府教育部(日本の文部科学省に相当)に属し、世界的に中国語を普及させるための企画・管理・実行を行う政府機関です。世界各国の著名大学などに孔子学院を設立し、中国語教師の派遣や中国語テキストを提供し、ネイティブの中国語の教育サービスを提供しております。日本では、早稲田大学・立命館大学・愛知大学・札幌大学・北陸大学・桜美林大学・岡山商科大学等で孔子学院が活動をしております。
また、国家漢弁は中国政府公認の中国語検定試験を総括しており、HSK(漢語水平考試)のほか、最近では今回の子供向けの検定試験YCTや、ビジネス向けのBCT(ビジネス中国語検定)を所管しております。
そして北京大学、清華大学、対外経済貿易大学など中国全土の大学や、外研社などの政府大学系出版社等と連携をして、中国語の教育に関するあらゆる活動を総括しており、とくに国家漢弁の指定する中国語の教科書、問題集は、世界の教育者などから注目されております。
URL: http://www.hanban.edu.cn/cn_hanban/
住所: 北京市中関村南大街乙56号方円大廈

2.日本主催者:セリングビジョン株式会社(中国名:东电超远景公司)

東京電力35%出資、東電社員65%出資で平成14年に設立したIT教育会社です。都心部を拠点に法人向けのITソフト・ハードの販売および講演・研修事業、市場調査・コンサルティングを行っております。近年では、中国語の検定試験の日本導入とITを駆使した遠隔教育に力点を置いております。北京事務所も昨年、設立。

資本金3500万円
社長 岡部秀也
URL:http://www.sg-vn.com
本社:東京都港区西新橋1-9-1

ビジネス向け研修とインターネットパソコン会議を組み合わせた国内・海外との実践的な遠隔教育を目指している。中国語、英語の翻訳や出版事業および三ケ国語によるWEBの企画制作も展開中。
18年度の売上実績(19/3末決算)は、約5億3千万円。四年連続経常黒字。
19年度の売上見込みは、8億円。

3.中国政府認定の中国語検定試験について
中国政府は、中国語学習の世界的な学習者のニーズの高まりに対応して、様々な分野における、異なる学習能力レベルと世代に応じて下記の3つの検定試験を実施あるいは準備をしております。日本での導入は、これまでHSKのみです。
YCTとBCTは、中国語を母語としない方々を対象とする国際標準の新たな試験です。

○YCT(Youth Chinese Test=15歳以下の子供向けの中国語試験)
○HSK(漢語水平考試)
現在日本でも実施されている、主に大学生や社会人を対象とする中国語のアカデミックな試験です。基礎、初等・中等、高等の三つのレベルがあります。
○BCT(Business Chinese Test=ビジネス中国語検定試験)
ビジネスシーンにおける交渉やコミュニケーションでの中国語を検定する試験です。5段階に級が分かれております。初等レベル以上の中国語能力のある方々は、BCTの受験が勧められます。
世代的には、YCT⇒HSK⇒BCTの順に勉強するのが一般的です。
YCTは、世代を通じて、様々な中国語を生涯にわたって、勉強する子供たちを対象としたスタートラインの中国語資格と言えます。
これら3つの中国政府公認の試験比較表は、別添(PDF)の通りです。